令和4年度 第3回勉強会事業報告

第3回全体勉強会 事業報告

【趣 旨】
 2023年5月から、ウイズコロナが本格化していく中、リニア中央新幹線の(仮)南信州駅が着工し、飯田市の丘の上地域をどのように再生していくのかが、改めて問われています。信州大学の誘致などの可能性や今まで積み重ねてきた、人形劇フェスタ、アフィニス等の文化芸術からのアプローチ、ムトス飯田に代表される飯田のまちづくりの伝統が、これからの飯田の様々な可能性を提供しています。
 このような文化やまちづくりの考え方を再確認することで、飯田下伊那地域の中心となる、丘の上地域をどう再生していくのかの課題や提案を会員全体で考え、当フォーラムでの新たな提案につなげていこうと思います。

【タイトル】  「リニア中央新幹線開通以降の飯田市丘の上の可能性を考える」

【日 時】    令和5年3月16日(木)  18:30~22:00

【会 場】    シルクホテル

【参加者】   勉強会  41名   情報交換会 20名

【発表者】
        井坪 隆 氏   飯田文化協会 副会長
        遠山広基 氏   元飯田市役所 職員
        水野慎二 氏   飯田動物園指定管理業者(株)Rethink 代表取締役

【内容】
まず、飯田文化協会副会長、井坪 隆 氏より飯田JCの始めた市民音楽祭が発展して市民団体の運営する飯田文化協会が発足したこと、そして現在の伊那谷文化芸術祭に至る経過、アフィニス夏の音楽祭~市民と行政が一体となり市民中心の飯田方式のオケ友にいたる経過等、黒子に徹する行政(飯田文化会館)と芸術文化の活動の話、そして、新飯田文化会館整備検討委員会の基本理念等の話があり、フォーラムの提言の骨格にもなると思われる。また、元飯田市役所職員の遠山広基氏からは、自らが携わった都市計画の観点からリニア中央新幹線開通以降の飯田市丘の上の可能性を考える話をお聞きした。
中心市街地活性化委員会、人形時計塔移転など数々の丘の上の事業に対するその思いと考え方に触れ、今後、まとめていく提言書の考え方の骨格との方向性の一致をあらためて感じることができた。次に飯田動物園指定管理業者(株)Rethink 代表取締役水野慎二氏からは、飯田動物園の具体的な事業等の話、市民との触れ合いを作る大切さ、また、飯田動物園が現在地にあることによる効果等の話にも触れられ、飯田市民ばかりでなく、南信全域からの来場者の多さにも驚かされ、これからの丘の上の活性化のための起爆剤としてのポテンシャルをあらためて認識できた。

令和4年度 第3回勉強会事業報告

活動報告