平成28年度第3回全体勉強会
【趣 旨】
私たち南信州アルプスフォーラムは、リニア中央新幹線開通に当たって、リニア飯田駅を当地にお越しいただく人々の1stDOOR(ファーストドア)と位置づけ、そこより先の地域の奥座敷まで来ていただき、本当の飯田・下伊那を感じていただくことが重要であると考えています。
本年1月に飯田市が行った市民説明会において、「リニア飯田駅周辺整備基本計画策定にあたっての考え方」が示され、駅の機能、施設についての具体的なコンセプトが提示され、併せて、中心市街地、天竜峡、遠山郷とリニア駅を結ぶ飯田市のまちづくりの展開が発表されました。
第3回の今回は、リニア駅周辺整備検討会議の副会長で、飯田市の基本計画の取りまとめの中心を担った 飯田市副市長 佐藤健氏を講師に迎えて、
1)リニア飯田駅周辺整備基本計画
2)リニアを活かした飯田市のまちづくり展開
について講演会
【考 察】
今回の勉強会において、南信州中心行政である飯田市のリニア駅周辺の整備計画の策定にあたって、飯田市南信州広域連合が中心で進める旧飯田工業跡地を利用した、新産業の航空機産業を目指し、国、県、信州大学と連携した「産業振興の拠点」の説明、飯田市のリニアに駅周辺整備の考え方、将来展望など丁寧な説明でよく理解できたと思います。
リニア開通まで約10年となりましたが、今回の勉強会でまちづくりにスピード感をもって取り組まないと時間が少ないことを痛感させられました。行政だけではなく地域住民が各々の立場で連携してまちづくりに取り組む必要があります。
南信州アルプスフォーラムとしては、今後は、リニアを取り巻く環境、経済、地域、交通等、研究、検証し今後の飯田下伊那に活かしていく必要性がある事を学びました。