【現 況】
今回訪問しました北品川駅より幹線道路より一本入った路地道的な旧品川宿周辺を訪問しました。非常にコンパクトな街で町並みには品川宿を訴える幟や看板が至る処に施され、地域全体で旧品川宿を史跡や地域の景観などを汲み合わせて醸し出していました。
また多様な国の文化や人も受け入れており、旧街道沿いに交流センターや、情報発信をする空き店舗有効活用の場所も点在しており地域全体で寛容に多用の国際的文化や多彩な国の人々を受入れている現場を見る事が出来、今後リニア中央新幹線が開通した際に我々の地域も多くの事を学ばなくてはならないと感じました。
地域の悩みは、栄華と衰退の狭間に追い込まれ、今まではハードな物を造り人の集積を考えてきましたが、思うように行かず地域経済の根幹である生活用品の売買などするエリア(商店街)が消滅した事によって起きている地域の空き店舗や空き地などの活用法も、品川駅周辺から学ぶべき場所が旧品川宿エリアにはありました。
【考 察】
我々が考えるリニア飯田駅は、当地域へお越しいただく人々への1stDOOR(ファースト・ドア)であり、駅周辺の機能も重要であるが、もっと重要なことは、この先の地域のコンテンツであり、これを私たちは、日本の家屋に例え、2ndDOOR、3rdDOORと称し、より地域の奥座敷に来ていただき、本当の「いいだ」を感じていただける、そんな地域をつくっていく必要性を感じて行動しています。
今回、リニア中央新幹線駅出発の地である品川駅周辺を視察し、今後この飯田下伊那地域全体で地域の特性をどのように地域全体の魅力を取捨選択する中で今後「魅力あるまち“いいだ”」を全国、いや全世界へ発信して行けるか模索していかなければならないと強く感じ、今回の視察で経験した事を今後の議論に役立てていきます。
【視察日】
2017年1月24.25日
写真について:品川宿の幟と町並み
その他の事業
- 南信州アルプスフォーラムの全事業一覧です
- リニア中央新幹線の開業に向け、リニアといいだの広域まちづくりについての調査・研究を進めます。
- リニア開業を見据え、次の展開につなげて行くことを念頭に、プロジェクト事業の推進、提言に結びつけるための勉強会・視察などを行います。また、南信州次世代会議への支援、組織のあり方の検討、他団体との交流を進めます。
- リニア駅周辺整備検討会議の副会長で、飯田市の基本計画の取りまとめの中心を担った 飯田市副市長 佐藤健氏を講師に迎えて、「リニア飯田駅周辺整備基本計画」・「リニアを活かした飯田市のまちづくり展開 」についての講演会を行いました。
- 観光面で画期的なまちづくりを行っている株式会社 阿智昼神観光局 代表取締役社長の白澤裕次氏を講師に迎えて、「星空ツアーをどのように発案企画し、具体化していったか 」・「リニア開通後の観光事業にどのような構想を持ち、リニア駅ができる前に何を 準備し、備えるか」についての講演会を行いました。
- 元飯田市役所 産業経済部長、元高野町副町長 高橋寛治氏を講師に迎えて、「リニアを見据えたまちづくり、コンテンツを考える。―リニア開通までにやらなければならないことは何か―」をテーマに、本質的なまちづくり・定住者を増やすための地域の取り組み方について講演会を行いました。
- 私たちは、平成27年12月に提案書『リニア時代の中心市街地の役割と、これからのまちづくりとしての公民連携』を飯田市長にお渡ししました。リニア大交流時代に飯田らしい“おもてなし”をできるよう、魅力あふれる飯田市中心市街地の将来を市民レベルで考え提案したものものです。
- 中心市街地を考えるにもとづく3部構成にて行った。
- 社会基盤事業本部 社会システムデザインユニット/アソシエイトパートナーの渡邉敏康氏(NTTデータ経営研究所) を講師に迎えて、「自動運転と社会基盤整備」に沿った講演を行って頂きました。
- 介護制度とこれからの地域像を探る
- 『飯田 ・下伊那地域の課題と今後を考える』 パネルディスカッション形式にて課題の抽出と対応策を討論する。
- リニア・三遠南信道路開通に向けた南信州の農業・観光のあり方
- 丘のまちの地域力を結集し、中心市街地の将来ビジョンを共創実現しよう
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- 南信州リニア将来ビジョンにおける飯田市の「3重心」によるまちづくりを学ぶ!!
- リニア駅開通を控えた飯田市下伊那の戦略的広域まちづくりの進め方
- リニア中央新幹線開通以降の飯田市丘の上の可能性を考える