平成28年度第2回全体勉強会
【趣 旨】
私たち南信州アルプスフォーラムは、リニア中央新幹線開通に当たって、リニア飯田駅を当地にお越しいただく人々の1stDOOR(ファーストドア)と位置づけ、そこより先の地域の奥座敷まで来ていただき、本当の飯田・下伊那を感じていただくことが重要であると考えています。
そのため、地域を魅力的に感じていただけるコンテンツは何か、どうしたらリニア開通前に魅力的なコンテンツを準備できるのかを探索するために、地域づくりに見識があり具体的な行動を起こしている先覚者の方を講師とする全体勉強会を実施しています。
第2回の今回は、観光面で画期的なまちづくりを行っている株式会社 阿智昼神観光局 代表取締役社長の白澤裕次氏を講師に迎えて、
1)星空ツアーをどのように発案企画し、具体化していったか
2)リニア開通後の観光事業にどのような構想を持ち、リニア駅ができる前に何を準備し、備えるか
について講演会
【考 察】
今回の南信州アルプスフォーラムとしては、キラーコンテンツとして星空ツアーをどのように発案企画しった経緯をお聞きする中でその土地や地域の持っている魅力を掘り起し、地元中心のミクロ的視点で無くマクロ的視点(俯瞰的視野)で多様な方々が関わる事で、一つのキラーコンテンツがそれぞれの想いと結実していく流れを感じる事が出来たと思います。
その為には、リニア開通する約10年後を見据えると今後はリピーターとして多くの国内の方々が訪問して頂けるどの世代にも満足して頂けれ充実した物へ成長し続ける必要性があり、尚且つ、それぞれの地域へ単なる一元、単発的な物でなく地域経済の一翼を担える複合的に展開していく事業内容に観光事業を押し上げていくように、成長として必要な人が住み、新しい雇用の創出、地域経済へ貨幣の循環を興すスターコイン計画など多様に阿智村だけでなく周辺町村へ影響及ぼし、今後のワクワク感があり次世代の若者が魅力ある地域の活気の自力を創出していることを感じる事が出来ました。
今回の講演より単なるハード的な建物(高層ビル)や行政任せのビジョンで無く実践的経済の中で未来へ向けて活動していくが重要だと感じました。
今後は、リニアを取り巻く地域をしっかり学び、それぞれの地域の役割を掘下げ、その地域や土地の優位性や、更に有効的に使える資源を俯瞰的視点で研究、検証し今後の飯田下伊那に活かしていく必要性がある事を学びました。